五十嵐貴久 「TVJ」 を読んだ。
いきなりだが。
ブックオフが好きだ。
100円コーナーにあれば買う本、普通の棚にあれば買う本、各々候補をもって廻っている。
見つけた時の喜び、お得な気分、いや、幸福感がたまらない。
これと別に、ぱらぱらめくって、敷居を下げて、なるべく読んだことのない人や過去敬遠した作家の本を、適度に買うようにしている。
こちらはギャンブルのようなドキドキ感がある。
すなわち、期待以上に当りか、想像通り(?)ダメで、選んだ自分へプチ怒りか、果たしてどちらか、と云う不安定感を楽しめる。
その意味、食わず嫌いをせずに、一度は食べて(読んで)みようとしている。
さて、今回は、、、、残念ながら、松川には物足りなかった。
テレビドラマのような爽快感・・・が肌にあわない。
あと、レコードジャケットのデザインが至極大切なように、小説のカバーデザイン、装丁も大事だ。
が、ちょっと表紙の女性と主人公が釣り合わない。
絵が下手なのではなく、違和感が我慢の限界をこえた感じがした(少なくとも、私には・・・)。
しかし、上から目線ではなく。テレビドラマが好きな方。
重い小説は、敬遠気味の方。
気楽に読めるモノが好きな方には、お勧めしたい。
本は、私を含め、万民に受けることは無理であり、かつ、必要がない。
ある一定の読者を幸せにできれば、十分に価値、意義があると思う。
次は、読むべき作家の本を読む。
期待を裏切らない本:ギャンブル本の割合は、3:1程度が今の松川には、心地いいようであります。
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