男性なんだけど、少なくとも、私目の読んだものは全部、女性の視点でしか書かない変わり者・・・。
と思っていました。
が、なんで、そんなに酷評なのか? と首を傾げたくなる。決して、崩壊しているわけではなく、相応に出来上がっていて、十分、楽しめる。
ひょっとして、文壇のお歴々の酒の誘いを断るから、などと云う時代じゃないですよね。
フォローしながら何ですが、ちょっと遠のいていたのですが、年末年始の「小説月間」に、ふと読む気になり、無難なところで、氏の出世作火の粉 (幻冬舎文庫)
を本棚からしずしずと。
久しぶりに、読むと、素直に面白かったのです。
彼独特の世界観は、やはり、他には中々みないものだと、改めて思いました。
ただ、ひょっとしたら、前半の面白さ、期待、が、読み手の勝手な高いところと比べると、後半が、ちょっと物足りない。
いわゆる、息切れなのかな? と感じました。
いずれ、もう一冊、と初の長編だと云う、 栄光一途(幻冬舎文庫)をルーツを辿るつもりで手にとりました。
作家の名は、 雫井脩介 です。
さて、色めがねなしで読みました。
まぁ、小説はどんなにシリアスでもファンタジーにて、「そんなアホな・・・」には、寛大な私も、ちょっと、アホな感が増し、後半の失速というか、急いでまとめ感はいなめない。
でも、、、酷評するつもりなく、また、BOOKOFF でみかけたら、取り敢えず、買うべし、の質を十分に備えた作家さんだと、これも、再認識しました。
難しい人です。
もっと評価されることを、かげから祈り、密かに応援しています。
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