成りたろう 本 映画 切手 を語る: やっぱり 手練・手管です(ほめてます!)

2014年3月13日木曜日

やっぱり 手練・手管です(ほめてます!)

長く本棚に寝ていた「椿山課長の七日間」を読む。

 


期待通り、読みやすく、安定した笑いと感動。

流石、浅田次郎 の面目躍如でして。当初、朝日の新聞小説として連載されたので、短くい中で、ウケを差し込まねばならず、そこは致し方ないのだが。

じゃあ、「きんぴか」とどう違うの? 「プリズン・ホテル」と同じだよね?

と云われると、はい、その通りなのである。

面白い。よくデキている。

でも、上述と同じパターンだよね、と。

これをワンパターンとみるべきか、鉄板のオリジナルワールドとみるべきか、は賛否あろう。


個人的には、ワンパターンだけど、面白からいいじゃねーか、でして。

今回のように、過度の、もしくは、新しい驚きは期待せず、ただ、疲れたときや、外してイラだつと、こっちの私生活にも影響するわい! のときには、至極 安心して手にとれるありがたい作家だと思っています。


いい意味で、手練手管 です。



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