「告白」 湊かなえ 双葉文庫を読んだ。
映画もヒットした湊かなえの出世作。第6回本屋大賞受賞。
ミステリー作家としてヒット作を生み続けている。
初めて氏の作品を読んだ。
ネタバレであるが、映画のCMなどである程度の粗筋は知られているものだろう。
事故として警察に処理された殺人事件の犯人を被害者の母親が私的に追い詰めて行き復讐を簡潔させるお話。
この被害者の母が教師で、犯人が生徒という舞台設定そのものからセンセーショナレルな話題をよんだ。
そのアイデア、構想にはミステリーとしてのエッセンスがつまり最後まで楽しめた。
しかし、例えば、宮部みゆきのもつような深み、滋味や、東野圭吾のもつスケール、叙事詩的な景観をもたない。
極めて特異な存在だと思う。
ワイルドな経歴をもつ、活発な主婦作家としても働くママさんの代表として、作家よりむしろ女性ビジネスマンの理想としてとらえるべきなのかもしれない。
また、ブックオフの100円棚で別の作品をみつけたらストックとして買ってみようと思う。
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