成りたろう 本 映画 切手 を語る: 合掌:遠藤実

2008年12月10日水曜日

合掌:遠藤実

遠藤実が逝った。 
生まれる前から一線におり(そりゃそうだ)、子供の頃から多くの唄を聴き、多くの箱バンドでドラムを叩いた。
時に、「こんな唄しらねーの?」と叱られ、時に、演歌から遠い日々もあった。が、気づくと、どの唄も懐かしく、生前の唄さえも心に響く歳になっていた。
そもそも、唄の存在する意味、意義はそういうものかもしれない。人が色々な形で好き勝手にかかわり、定義づけ、そして、大事に胸にしまうもの。そんな曲の多さは音楽家の偉大さであり、足跡であり、その深さは音楽家の魂そのものかもしれない。
また、昭和がひとつ終った。静かに杯を重ねたい。合掌。

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